翌日―

食堂に入るとロックオンはコーヒーをもらい、席に着いた。
今日は珍しくおやっさんとラッセも来ている。
取り敢えず、今は平穏というところか。

そこへ、ぱたぱたとハロがやって来た。
ハロはロックオンの傍にちょこんと、降りた。
「よ、相棒」
ハロは目をちかちかさせて。

《ロックオン、ゴ機嫌》
「ん?まあね」
《ロックオン、ティエリア抱イテタ》

「─!?!」

ロックオンは飲んでいたコーヒーを吹き出し、ラッセ達には驚愕の表情。
「ハ、ハロ、何を…違うだろ―」
《ハロ、嘘言ワナイ》
確かに―とラッセ達の視線が刺さる。
「いや、だから意味が違うって―」
と、そこへ、運悪く入ってきたのはティエリアで。
「ここにいたんですか、ロックオン・ストラトス。ミス・スメラギが――?―どうかしたんです?」
何とも奇妙な皆の視線。
いったい何なのだろうか。
「ロックオン・ストラトス?」
「な、何でもない、気にするな」
「ですが―」
「するなって!」
「ちょっ―」
怪訝そうなティエリアの手を引っ張って、ロックオンは外に出るのだった。





080318